
世の中、いろんな人がいます。
大勢といるほうが楽しいという人。
お父さんやお母さんという役割が増えた人。
仕事に追われてる人。
──その誰もが、
「誰かといる時間」だけでなく「ひとりの時間」が、生きていくうえで欠かせません。
この記事では、なぜひとりの時間も必要なのか掘り下げていきます。
「ひとりの時間」や「誰かと過ごす時間」と聞いてネガティブとポジティブ、どちらの印象を抱きますか?
私はひとりの時間を愛しているので、
ひとりの時間に対して、
「落ち着く」「没頭できる」「楽しい」「趣味が広がる」「勉強ができる」「好きなことが出来る」
といったポジティブな意見を抱きます。
ですが、私と違い人と一緒にいないとストレスになる方の話を聞けば、
ひとりで過ごす時間に対して、
「ボッチ」「暇」「つまらない」「何もすることがない」「何したらいいか分からない」「鬱になる」
といった消極的な意見がありました。
では、誰かと過ごす時間に対しては?
私の場合、
「発見がある」「ずっとはしんどい」「話す時間は必要」「ないとダメで必要なものだけど少しでいい」
といった消極的な意見を抱きます。
もう一人の場合、
「断然皆と遊ぶのが楽しい」「皆となら色んなことができる」「安心する」
といったポジティブな意見。
勿論、サンプルが限られた一例です。
しかしながら、ひとりで過ごす時間に対してこうも違う意見を抱く人が身近にいると、実験や調査をせずとも、一定数賛成者がいることが想像できます。
英語圏では、孤独によるネガティブな苦痛を「ロンリネス(Loneliness)」と呼ぶのに対し、
自発的で前向きなひとりの時間を「ソリチュード(Solitude)」と区別して議論することが多いようです。
あなたは、「ひとりの時間」という言葉にどんな印象を抱いているでしょうか?
知ってほしいのは、
正しい正しくない、良い悪いではなく、
それを良しとする人もいる。
そして、必要だということです。
こんな科学的視点がある
私たちの脳には、こんな二つの働きがあります。
一つ目は、
私たちが仕事や会話、あるいはスマートフォンを眺めるなど、外部からの情報を処理しているとき活発になる、
タスク・ポジティブ・ネットワーク(TPN)。
いっぽう外部の刺激から離れて、ぼんやりと物思いにふけったり、ひとりで静かに過ごしたりしているとき活発になる、
デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)。
簡単な言いかたを擦れば、
TPNは今この瞬間い集中するための脳のモードで、作業する時間。
DMNは外部への集中を一度緩めて、自分の内側へ意識を向けるモードで、整理・メンテナンスする時間。
パソコンにも更新や最適化を行う時間が必要なように、
人間もひとりの時間が必要ということです。
バランス
他者と一緒にいるとき、たとえそれがどれほど親しい友人や愛する家族であっても、私たちは無意識のうちに相手の存在を意識してしまいます。
相手の表情を読んだり、
空気を読んだり、
相手を気遣ったり、
自分の言動を調整したり──覚えはあるでしょうか?
こうした社会的なやりとりは、人間関係を築くために欠かせない一方で、少しずつ負荷が蓄積されます。
バランスですね。
他人の評価や期待から離れて、
「今日は疲れているな」
「今は何をしたいんだろう」
と自分自身の状態を確認する時間は、心を整えるための大切な時間です。
誰かとの会話から新しい考え方に触れたり、笑い合ったり、悩みを共有したりすることで、人は安心感や幸福感を得られます。困ったときに助け合える関係や、「自分はここにいていい」と感じられる居場所も、人とのつながりの中で育まれて、とても大切なものです。
誰かと過ごす時間は社会とのつながりを育てて、
ひとりの時間は自分とのつながりを育てる時間。
どちらも必要で、うまく付き合っていく必要があります。
どちらかをゼロにせず、自分なりの黄金比を見つける。
どれだけひとりの時間を愛していようが、人は社会的な生き物だと思います。
誰ともかかわらない生活が理想と思っていても、親しい人たちといる時間に笑みは浮かぶし、新しく出会う人から違う世界を教えてもらってワクワクする。
それはきっと、人と過ごすことが好きだからといって、自分だけの時間をすべてなくしてしまえることができないのと同じ理由でしょう。
大事なのは、自分が心地よいと感じる「バランスの比率」を見つけることです。
- 内向的な人:
ひとりの時間でエネルギーを充電し、誰かといる時間でそのエネルギーを消費する。したがって、ひとりの時間が相対的に多く必要になる。
- 外向的な人:
誰かといることでエネルギーが湧いてくる側面を持つが、それでもなお、処理しきれなかった刺激を消化し、自分を取り戻すための「ひとりの時間」が一定量なければ、精神的なバランスを崩しやすい。
極端な例かもしれませんが、私は内向的な人間で、
社会とのかかわり方としては、なるべく人と密接にかかわる仕事をしないようになりました。
昔は、人の心理や社会における行動に興味があって人が集まる場所で接客仕事をしていましたが、抱えるストレスが好奇心を上回ったので、出勤中、同僚とほとんど会話をせずに済む仕事や、在宅ワークなど、人と関わることが少ない仕事を選ぶようになりました。
対策は効いて、精神が落ち着いてゆとりをもって社会と関われています。
それでも、人がたくさんいるからこそ生じる出来事を肌で感じたく、ときどき率先して飛び込んでいくことがあります。身体が水を欲しがるように、他者との繋がりを求めているのでしょう。
私は、衝動に任せて人と関わるぐらいが、ちょうどいい黄金比だということに気が付けました。
当然ながら私とあなたで事情は違い、考え方も違います。
だから見つけるのは自分自身の力が必要です。
ですが最近はAIという便利な存在もあるので、思いつく限り吐き出して、黄金比について相談してみるのもいいかもしれませんね。
ひとりの時間を作ろう
ひとりの時間を意識的に作る。
これは、親としての役割を担っている人や、ビジネスの第一線で過密なスケジュールをこなす人も例外ではありません。
「お母さんだから、お父さんだから」
「自分を必要としている人がいる」
「やるべき仕事が山積している」
という状況は、簡単に「大丈夫」といえるものではありませんが、
確かなこととして、「自分ひとりのための時間を作る」のは、予定を立ててでも生活の中に組み込むべきです。
一日という時間が取れないにしても、
一日の中でほんの15分であっても、誰からも干渉されず、自分の内面とだけ向き合う空白の時間があること。
自分だけのために使う時間が、
自分の心の整理やメンテンナンスに繋がれば、それはゆとりになります。
余裕がなく視野が狭まっているとき正解は見つかりにくいですが、ふと視線を変えれば呆気なく解決することは多々あります。ゆとりがそのきっかけを作る瞬間になることを、私の感想だけに終わらず、今までの人生であなたも思い当たることはないでしょうか?
ひとりの時間がゆとりを生み、
それが結局、家族との時間や、仕事に対して、良いものに転じるのであれば、逆説的に言えば、
「お母さんだから、お父さんだから」
「自分を必要としている人がいる」
「やるべき仕事が山積している」
だからこそ、一人の時間を作るのをオススメともいえます。
あなたの、自分だけの時間を応援しています。

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現在ツール作りにはまっています。
「こんな機能欲しい」「これ不便だな」など気軽にコメントで教えてください。
実装できそう&時間と興味が合えば作っちゃいます^^


