
ゆっくり過ごしたいと思いながら慌ただしい毎日を過ごし、
とうとう、たくさんの出来事から解放されて一息ついたとき、
「……で、何しよう」
と悩んだこと、ありませんか?
この記事では、ひとりの時間に何をすればいいか分からないときの考えを整理しながら、自分に合った過ごし方を見つけるヒントをご紹介しています。
無意味無価値に時間が過ぎていく…?
休日。
家族が出掛けた数時間。
仕事終わりの夜。
ようやく自分だけの時間ができたのに、スマートフォンを眺めて終わる。
動画を何本も見たけれど、何を見たのか覚えていない。
気付けばSNSを開いて、人の投稿を眺めている。
そして一日が終わる頃には、
「せっかく時間があったのに何もしなかった…」
そんな後悔だけが残る。
この記事を開いてくださったあなたも、似た経験があるのではないでしょうか。
ですが安心してください。
私もですし、多くの人がそうです。
そしてそれは、別に悪いことではありません。
「何をしたらいいか分からない」のは普通のこと
子どもの頃は、時間さえあれば遊びを見つけていました。
鬼ごっこをしたり、
絵を描いたり、
本を読んだり、
ゲームをしたり、
友達と集まってだらだらしたり、
何時間でも夢中になれました。
しかし、大人になるにつれて状況は少しずつ変わります。
学校へ行ったり、
仕事をしたり、
誰かとの約束を優先したり、
家庭を持つ人もいます。
毎日の予定は自分がやりたいことより、やるべきことで埋まっていく。
それが当たり前になると、
急に自由時間ができても、自分が何をしたいのか分からなくなってしまいます。
ずっと他人や予定に合わせて生活してきた結果、
自分だけの時間の使い方を考える機会が減ってしまうからですね。
だから、「何をしたらいいか分からない」と感じること自体は、ある意味とても自然なことだといえます。
「暇」と「退屈」と「もったいない精神」
ひとりの時間が苦手な人ほど、「暇」という言葉に悪い印象を持っているように思います。
暇になるくらいなら誰かと話したい。
暇だからスマホを見る。
暇だから何か予定を入れる。
何かしていないと落ち着かない……。
普段忙しい日常を送っていると、
手持無沙汰にぼおっとしている──暇という時間に、もったいなさや罪悪感さえ感じてしまうのではないでしょうか?
ですが、ここで気を付けたいのは、暇とは余裕がある、という状態だということ。
似ているようで全く違うのは、退屈。
退屈とは、その時間を苦痛に感じているという感情です。
つまり暇は時間の話で、退屈は気持ちの話。
例えば、スマホをなんとなく触っていて一日が終わったとしても、それらの内容に記憶が一切残っていなかったとしても……退屈と感じていないのであれば、
暇な時間を過ごせた、というだけです。
「せっかく時間があったのに何もしなかった…」
「しなければならないことがあったのに」
「資格のために勉強をしなければならなかったのに」
「もったいない時間の使い方をした」
色々思ったとしても、それはそれ。
実のところ、暇な時間を過ごせて良い一日だった、というものです。
しなければならないことをしなかった日だとしても、それこそ、時間を贅沢に使えた日。めでたい。
それでもひっかかるのは、やはり、前述したように普段忙しない時間を送っているからこその勿体ない精神ではないでしょうか?
「有意義な時間」ってなんだろう
ひとり時間について調べると、
「資格の勉強をしましょう。」
「読書をしましょう。」
「筋トレをしましょう。」
「スキルアップしましょう。」
そんな記事がたくさん出てきます。
もちろん、それらは素晴らしいことです。自分を成長させるものってキラキラしています。
ですが、
「せっかくのひとり時間だから、有意義に使わないと」
なんて考え始めた瞬間、ひとり時間は義務になって重りになりかねません。
本当は休みたかったのに勉強をする。
ぼんやりしたかったのに、「時間を無駄にしてはいけない」と焦る。
それでは、仕事の時間とあまり変わりません。
ひとりの時間は、誰かに評価される時間ではありません。
成果を出す時間でもありません。
自分自身が心地よいと思える時間なら、それだけで十分価値があります。
昼寝をする日があってもいい。
音楽だけ聴く日があってもいい。
窓を開けて風を感じるだけの日があってもいい。
「何かをするための時間」ではなく、「自分を満たす時間」。
そう考えると、ひとり時間への見方は少し変わるかもしれません。
有意義な時間は自分で定義ができるのが、いいところですね。
ですので勿論、自分を追い込むことに快感を覚える場合、あるていど休憩を挟みつつも、ひとりの時間にタスクを自分に課すのもいいですね。
私もときどき自分を追い込みますが、なかなかどうして、楽しいものです。
人は頑張った実感や達成感そのものに価値を感じやすいのかもしれません。
きっと悩んで自責することも、ある意味、有意義な時間だと認識しているのでしょう。
それでも一人の時間に何かをしたいと、有意義に使いたいと思うとき
一人だけで過ごす時間に何をしたらいいか分からないし、
それが別に普通のことで、追い込む必要がないといわれても、
やっぱりひとりの時間の過ごし方を知りたい。
そう思う人もいると思います。
そんな人は視点を変えてみるのをオススメ。
何かをしたい、
ではなく、
どうなりたいか、ですね。
何もしていないことや、何もしたいことが思い浮かばないことにネガティブ要素を抱いているのなら、
じゃあどんな過ごし方をしたら、花丸つけますか?という話です。
感情を決めているのは自分ですから、
どうなっていたら、どう過ごしたら自分は有意義に使ったと思うのか考えてみる必要があります。
とはいえ、
考えよ~なんて言われても、苦手分野で私もそれを言われたら途方にくれます。
でも、どうなりたいか、というのは結構簡単なガイドがあるので、ご紹介します。
ひとり時間の過ごし方を、大きく5つに分けて考えてみる
何をすればいいか分からない人は、まず次の五つのどれを求めているか考えてみてください。
- 心を休める時間
- 楽しむ時間
- 学ぶ時間
- 作る時間
- 自分と向き合う時間
この五つを知るだけでも、「何をしよう」と迷う時間はぐっと減ります。
いま、気になった項目だけでもちょっと覗いてみてください。
① 心を休める時間
最初に伝えたいのは、「休むこと」は立派な過ごし方だということです。
前述したように、有意義に過ごさないともったいないと感じてしまう人がいます。
ですが、人はずっと走り続けられる生き物ではありません。
スマートフォンでも充電が切れれば動かなくなります。
車もガソリンがなければ走れません。
人間も同じです。
だから疲れた日だけでなく、疲れる前に、休むということもとっても大事な過ごし方です。
例えば、
- 昼寝をする
- 好きな飲み物をゆっくり飲む
- 音楽を聴く
- 散歩をする
- 湯船にゆっくり浸かる
- 何も考えず空を眺める
こうした時間は、一見すると何も生み出していないように思えますが、心の栄養でとても大事なこと。
個人的には、愛犬と過ごしている時間がなによりの私の休息で、横に転がりながら肉球を触る時間がとてもリラックスできます。
そんな、自分だけの癒される時間を過ごすことで、
「さあ頑張るか」
とタスクに挑むことが出来ます。
何もせずダラダラと過ごしていると、
ごちゃごちゃしていた頭の中がゆっくり溶けていきます。
すると、
PCの前で没頭していて何時間かけても解決しなかったコードロジックの不具合問題の答えが分かったり、
書けなかった小説の続きがするするとかけたりと、
自分の仕事やタスクを助けることにもなりました。
休むことで仕事を助けるのですから、何もしないことは十分有意義な時間です。
休むことは、前へ進むための準備になります。
② 楽しむ時間
趣味がある人は、この時間が一番想像しやすいかもしれません。
ゲームをする。
映画を観る。
漫画を読む。
カフェへ行く。
カラオケへ行く。
ハンドメイドをする。
写真を撮る。
一人旅をする。
「楽しむ時間」は、理由がなくてもいい時間です。
誰かの役に立つ必要もないですし、
スキルアップしなくても構いません。
自分が「楽しかった」と思えれば、それだけで十分。
ショート動画を見ていて楽しかったという日でも十分。
ただ、それでも何か得るものでないと気になる場合、楽しんだものをアウトプットすることをオススメします。
例えば、ショート動画で見た内容を次々に見るだけでなく、ひとつ、自分でも試してみる。
新しいヘアスタイルに挑戦。
メイクを試す。
変わった料理を作ってみる。
あまりにも可愛い猫動画をxで呟いてみる。
noteで感想を書く。
試してみると「できた!」という達成感も得られ、
それが積み重なると、気が付けば立派な趣味になっていて、暇さえあれば没頭するようになります。
次のひとり時間が楽しみになること間違いなしです。
③ 学ぶ時間
勉強という言葉を聞くと、学校を思い浮かべる人も多いでしょう。
ですが、大人の勉強はもっと自由。
興味のある歴史を調べてもいい。
心理学の本を読んでもいい。
料理を覚えてもいい。
動画編集を始めてもいい。
資格の勉強でも構いません。
「やらなければならない勉強」は続きませんが、
「知りたいから学ぶ」は驚くほど続きます。
私も社会人になってから通信大学で勉強をしましたが、興味がある分野の勉強だからとても楽しく勉強できました。大学を卒業したあとも、そこで教わったものを手掛かりに、AIを使いながらツール開発をして、勉強する毎日です。
勉強したことが形になっていくのは面白いですし、
分かったと思ったら次々課題が出てくるので、一生勉強──まあ、悩む余地なくやることが次々でてきます。
役に立つ勉強でなくても、毎日が楽しい。
勉強にはそんな楽しさがあります。
できたらいいのになあ、と思うことをこれを機に、図書館で本を借りて読んでみることから初めてみてはいかがでしょうか?
④ 作る時間
何かを作ることは、自分だけの時間ととても相性がいい過ごし方です。
絵を描く。
文章を書く。
料理をする。
編み物をする。
DIYをする。
動画を編集する。
写真を加工する。
初めて挑戦する場合は、
そのプラットフォームの設定や使い方を覚えるだけでしんどいと思います。
ですが四苦八苦しながらようやく一つ完成したとき、
気が付いたら次を作り始めてしまう。そんな魅力が、作る、というものには詰まっています。
私は文章を書くのがとても好きです。
人と対面で話すより文章での言語化の方がよほどしっかり自分の気持ちや世界観を表せるため、没頭しています。
書いている途中は考えがまとまらなくても、
最後まで書き終える頃には、不思議と頭の中も整理されるのも魅力の一つ。
作るという行為には、アウトプットだけでなく、自分の考えを整理する力もあるのだと思います。
上手かどうかは関係ありません。
誰かに見せる必要もありません。
「作ること」そのものが、ひとり時間を充実させてくれます。
ただ、誰かに見てもらうという場に作品を載せることも、私はオススメします。
世の中に発信するということは、
ときどき攻撃したいだけの人に出会うリスクも勿論あります。
けれどそのリスクを超えるほど、
自分の世界観を共有してくれる人と出会えたとき、とても嬉しく、作り続けたものはいつの間にか立派な趣味になっています。
あなたの世界観を、作る、という行為を通して表してみませんか?
⑤ 自分と向き合う時間
最後は、自分自身と向き合う時間です。
これは少し堅苦しく聞こえるかもしれませんが、特別なことをする必要はありません。
今日あった出来事を思い返す。
最近うれしかったことを書く。
今の悩みを紙に書き出す。
一年後に何をしていたいか考えてみる。
そんな程度で十分です。
私たちは人のことはよく考えていますが、自分自身について考える時間は意外と少ないものです。
話の聞き役に回りがちな人ならなおさら。
ふと、自分のことを話そうとしたとき言葉が出てこないという人は、自分への対話時間が少ないかもしれません。
「本当は何が好きなんだろう」
「最近、笑ったのはいつだろう」
「今の生活は自分に合っているのかな」
こうした問いに答えられるのは、自分だけです。
そして、誰かと一緒にいる時間ではなく、ひとりだからこそ見えてくるものもあります。
それをnoteなどで独り言のように発信するのも、
もしくは紙に書きなぐって絶対に誰にも見せずにシュレッダーにかけるのも、
AIに延々と毎日話し続けて、最終的に思考の癖を分析してもらうのも、
どれもオススメです。
特にAIは言語化にとても役立つ存在なので、音声入力に挑戦して、自分の気持ちを話してみる、というのをオススメします。
自分にとって居心地のいい時間が大切
ここまでいろいろな過ごし方を紹介してきましたが、
一番大事なのは、自分にとって心地いい時間であればなんでもいい、ということです。
私は静かな場所で文章を書いたり、心理について考えたりする時間が好きです。
一方で、誰かとスポーツをしたり、ライブに行ったりすることが何より楽しいという人もいます。
どちらも間違いではありません。
「ひとり時間」と聞くと、
何か特別な趣味を持たなければいけないように感じる人もいるかもしれません。
ですが、本当に必要なのは特別な趣味ではなく、
自分が居心地のいいと思うものを一つずつ見つけていくことです。
最初から運命の趣味に出会える人は多くありません。
とりあえず、本を読んでみる。
これは合わなかった。
じゃあ、映画を観てみる。
あまり興味が湧かなかった。
散歩してみる。
少し気持ちが軽くなった。
外に出るのが向いているのかも。
その繰り返しで、マイベストを見つけていきましょう。
実際にやってみないと、自分に合うかどうかは分かりません。
気軽に、とりあえず試してみる。
向いていないと分かったら、それはそれで成果のひとつです。
やったね!
まとめ
「ひとりの時間って何をすればいいの?」
そう思っていたとしても、焦らなくて大丈夫です。
まずは、少しだけ興味のあることを試してみる。
休んでみる。
散歩してみる。
本を読んでみる。
何かを作ってみる。
その積み重ねの中で、「これが好きなんだ」と思えるものが少しずつ増えていきます。
ちょっと突き放すような言いかたをすれば、
あなただけのひとりの過ごし方マイベストは、あなたにしか分かりません。
探す手段としては、前述した5つの考え方がありますので、足掛かりにして、試してみてくださいね。
あなたが、あなたにとって充実したひとり時間を送れますように。

【宣伝】
現在ツール作りにはまっています。
「こんな機能欲しい」「これ不便だな」など気軽にコメントで教えてください。
実装できそう&時間と興味が合えば作っちゃいます^^



