アロマセラピストの仕事の裏側を覚悟、体力仕事、自由な時間、お給料、セクハラの項目に分けてご紹介


憧れのアロマサロンで働く……! 

そう考えて頭に浮かぶのはどんなサロンでしょうか。そして、どんな自分? 

アロマの香りで包まれた部屋に流れるヒーリング音楽、
疲れたお客様の強張った身体を緩めてくれる素敵な空間、
制服を着て笑顔でお客様をお出迎えして、 
楽しいお話をしながらアロマトリートメント、
そしてお客様のお疲れをとって── 

こんなこと、考えませんでしたか? 
私はそうでした。 

そしてこの妄想は正しく、けれど、見落としていたことがありました。 
どんな仕事にも自分が思う煌びやか一面と思いがけないしんどさがあります。

アロマセラピストの仕事は、こんなことを覚悟しとくべし。 

この記事で分かること


アロマセラピストになるには覚悟しよう
体力仕事とはいうけれどそれって
自由な時間がない?!
お給料は頑張り次第って聞くけれど
セクハラって、あるの?
もしかして根性論?


すべての記事は実体験に基づいて書いていますが、
数年前の情報も含みますので「こんなこともあるのね」という入門書感覚でお楽しみ下さい。

アロマセラピストになるには覚悟しよう!?

憧れの職業となると理想が高まっているぶん現実を直視したとき反動が大きいもの。 
その現実をちょっとご紹介。


 ①体力仕事
 ②拘束時間が長い
 ③お給料が不安定
 ④体調管理必須
 ⑤セクハラ発言があるときも 


大きく分けるとこの5点が特徴としてあげられます。 
結構ネガティブワードが多いですね。それにみるからにしんどそう! 

しかしこれね、本当です。(*´-ω-`)。 

けれどこれが全てではありません。
この5つの現実の内容を含めて、順番にどういうことなのか説明していきます。 

さあ1つめ。

アロマセラピストがなぜ体力仕事といわれるのか、ご存知ですか? 

体力仕事とはいうけれど、それって


お客様にさせて頂くアロマトリートメントは体力を凄く使います。 

勿論技術をあげて変に力をいれず体重を使って圧をかけられるようになれば施術にかかる負担もぐぅっと減りますが、
それでもやっぱり体力は使います。 


そしてこれはお店によっても代わりますが 
基本的によく動き立ちっぱなし。

規模の大きなところになりますと、シーツの洗濯、受け取り、畳んで収納も――大変!
勿論掃除もかけますし、
フットバスがあるならそれなりにお湯で満たされて重たいフットバスを持ち歩きます。 
ご予約がない日は宣伝に外に出ることも。 

そしてアロマセラピストは
物凄くストレスを受けやすいお仕事。 

そしてストレスは体力をどんどん奪っていきます。

相互関係にある心と体。
心が落ち込むと身体も、身体も動かさないと心が鈍ります。

気持ちの余裕はとっっても大切。 

不思議なことに施術しているとお客様の疲れを吸い取っている感覚があります。
それを自分なりの発散方法で解消できたらいいのですが、
どうしても吸い取った疲れは残ってしまいます。

これは後々大きなストレスになるので要注意。 

疲れているときは人に優しくできる余裕がありませんよね。
「いつもならこんな言動しないのに」
と頭の隅で冷静に思うのに、
イライラして口調が荒っぽくなったりします。 

お客様の中には顔色が悪くなるほど疲れを蓄積されているかたも。
カウンセリングでもほとんどお話をされず
「いいから早くしろ!」と怒鳴られることもあります。 


ふふふ、私がその疲れとってやるわ・・・・(ニヤリ) 


となれるまで、
私は心がパッキリ折れたことがありました( ´ω`)・・・ 

真正面から受け止める力と、
ある程度受け流す力をつけないとストレスが溜まってしまいますよ~ 


・アロマトリートメント自体凄く体力を使う
・基本的によく動き立ちっぱなし
・ストレスを受けやすい仕事
・徹底した体調管理必須


以上のことからアロマセラピストが体力仕事だといえます。 

大変ではありますが、
アロマセラピストのお仕事はお客様のお疲れやストレスを和らげ、
お客様の元気を(自然治癒力)引き出して笑顔をプレゼント出来る最高の仕事だと思います。

大変ですが! 

自由な時間がない!?

拘束時間が長い場合があります。
その一例をご覧ください。

私の体験談、研修生、研修時の給料無しVer


・営業時間2時間前に研修
(開店準備もかねているので研修実質1時間)
・研修後、実際に即お客様に施術
・閉店時間前にお客様予約がなければ閉店時間+40分後に全て終了

予約があれば施術時間+40分後に全て終了


私の体験談、一般的Ve


例えば14時~22時最終受付の営業時間で、8H勤務。
その日アロマセラピストは自分だけ。 

お客様が14時からご予約があった場合、どんなに遅くても13時20分にはお店についておきたいもの。
お掃除などのセッティングをしてお客様をお迎え。

ご飯休憩は多くて1時間。


22時に90分のご予約があった場合、
お客様がお帰りになられるのは(お話や振り返りがあるので)どんなに早くても23時45分頃。
お見送りをしたあと伝票・レジ整理をして明日朝一で予約が入っていたらベッドのセッティング。
戸締りをしてお店を出るときには24時15分頃。
そこからプラス家に帰るまでの時間を考えると…… 

結構、拘束時間は長いですね。

ショッピングセンターの中にあるサロンだと話は変わってきますが、
私が働かせて頂いていた旅館の中のアロマサロンはこういうことがちょくちょくありました。 

幸い?なことにアロマサロンから家までかかっても20分でしたのでこの例で拘束時間を合計すると、
拘束時間は長くて11時間30分ぐらい。 

予約時間、営業最終受付時間によって勤務時間が変わってくる
ここは注意したいところ。 



次はなかなか辛いパターンの拘束時間のお話です。自宅待機。 



私の体験談、自宅待機Ver


シフトでは2人勤務ですがご予約がない日は多くの場合1人出勤して1人が自宅待機でした。 
自宅待機は読んで字のごとく自宅で待機。

2人同時施術や1人では対応できない時間にご予約があった場合、
現在出勤しているスタッフから連絡がきて、
そこでようやく出勤という形になります。 


・自宅待機ですから出勤していませんので勿論お給料は出ません
・ですがいつ連絡がきても対応できるように常に携帯のチェック
・その準備も勿論必要です
(旅館の場合、ご予約をされるお客様は今から~や30分後~という方が多かったです) 


休みであって休みではありません。 


連絡がとれない状況を作ってしまうとスタッフは勿論お客様にとてもご迷惑をかけてしまいます。
疲れを癒したいなと思ってくださるお客様をお待たせするどころか残念な気持ちにさせてしまうから、常に気をはっています。 

ですがお給料は出ません(大事) 

雇用が正社員でしたらシフト通り出勤することが多いので問題はないのですが、
アルバイトの場合はここ、要チェック。 

なかなかに神経が張るので拘束時間が長いのを辛く思われる方は要注意です。
……怖がらせてしまったら申し訳ありません。 

「こんなこともあるんだ」と
知っているのとそうでないのとでは受け止め方が変わりますので、 
「こんなこともあるのね」 
と知識として持って頂けたらと思います。


・拘束時間は長くて11時間30分ぐらいのことも
・お給料の出ない、休みであって休みでない自宅待機がある
・自宅待機がある場合個人的にオススメしません
 


蛇足ですが、
雇用主のかたと家が近い方はある意味注意です。 

仕事終わりに
「お店の物を持って行ってね」
「お給料をとりにきてね」

とプライベート時間のはずなのにずっと仕事のような感覚に陥ることがあります。 
雇用主のかた家が近いからって混合しちゃ駄目~!メイドじゃないのよ~! 

さて次は気になるお給料のお話。
頑張れば稼げると聞くけれどそれは本当なのか、現実どれぐらい稼げるものなのか。 

お給料は頑張り次第って聞くけれど


ピンキリとはいっても全体的に見てアロマセラピストの収入は低いです。

指名などで頑張って稼いで年収400万のかた、いらっしゃるようです。 
けれど私含めアルバイトのかたや正社員の方も200万未満or200万円台が多かったです。
(少なくとも私が勤務していた会社や他の会社で働いていた知人はそうでした)

アロマ業界に限りませんが、
福利厚生が満足なものじゃない会社、沢山あります。
雇用保険だけのところなんてハローワークでも当たり前にだすようになっています。 
自宅待機が多くなったら想定していたお給料の額が減ります。 

狸の皮算用でも構いません。
家賃や携帯固定出費を差し引いて手取りの計算をしてみてください。

指名料は数百円でしたので正直頼るには心もとない。
そして既にその業界で指名を得るために頑張っている先輩がいます。

頑張り次第といえば聞こえはいいですが、
シビアに考えたほうがいい業界かも。

セクハラってあるの?


これ、気になってる人多いんじゃないでしょうか。 
女性専用サロンではなく男性もOKのサロンは多いです。 

アロマトリートメントは素肌に精油を含ませたオイルでマッサージ的施術をするものですから男性も……となると少なからず不安を覚えるでしょう。 
勿論、男性だって疲れます。
男性だってアロマが好きな人もいます。 

でもソウイウ目的の人、います。 


「お姉ちゃんがしてくれるの。へえ~ふ~ん、だったら受けてあげようかな」 


なんてことを私の全身眺めながら平気で言う人はいました。
施術中、 
「いままでどれぐらい男の人にしてきたの?恥ずかしくないの?結構楽しんでる?」 
と言った挙句、
際どい領域で「もうちょっと上」だのいう人、いました。 

最初に言います。 

お店はその時その瞬間、守ってくれません
守れるのは自分です。 

個室ですし、小さな声で施術者だけに聞こえるように話すから状況が分からず助けに行けないということもありあますが、
黙認するというお店もあるそうです。
(幸いなことに私の働いていたお店ではそんなことありませんでしたが……) 

「申し訳ございません。ご予約がいっぱいです」
「施術できかねます」 

そんなことをちゃんと言えるように、我慢しないように、

お店に確認しましょう。 

セクハラ発言があった場合、お店のスタッフとしてどうすればいいのか。 
施術を止めてお帰りいただいてもいいのか。 
ちゃんと確認しましょう。 

ソウイウお店ではないとお話しても、
ソウイウ目的で来店される人の多くはお断りすると不満を呟いたり怒ったりします。 
ですが、毅然と断りましょう。

受け入れることはソウイウお店だと認めるようなものです。 
複数部屋があって同時に数人の施術ができるお店ならば
そんな会話を聞いてるお客様にも嫌な気持ちや、
もしかしたら誤解を与えるかもしれません。 
だからこそお店にちゃんと確認をして、なんならその練習もしておけば完璧です。
(いざとなると言葉が出なくなることは多いもの) 

そしてそういう問題に向き合わないお店、見て見ぬふりしたり、対応を濁したりするお店はさっさと見限るに限ります。
経済状況やこれからのことを考えると二の足踏んでしまうのは分かりますが、 

見限りましょう。


・セクハラ発言はありました
・ソウイウ目的、もしくはあわよくばの人、いました
・ちゃんとお断りできるようお店に確認すべき。心構えを

 

大切なのは自分の身を守るためにもソウイウ人もいることを知ることだと思います。
対処の仕方を学んでソウイウ人がお店に来たときにお断りできますように。

もしかして根性論?


素敵なだけじゃない裏側のお話をさせて頂きました。
私がアロマセラピストの仕事を知らずにこのページを見たら

「大変そうな仕事……」と躊躇しそうな内容です。

けれど私は一時お店を開くまでアロマセラピストとして働いてきましたし、
仕事としては引退してもプライベートで家族や友人に続けています。 

先に申し上げたように、 

アロマセラピストはお客様のお疲れストレスを和らげ、
お客様の元気を(自然治癒力)引き出して笑顔をプレゼント出来る最高の仕事。 

シビアに見極めつつも、 
是非この世界を覗いてみてくださいね!世界が広がりますよ! 


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