年金を追納するための作業。ねんきんネットから年金記録を確認し、届書の作成、印刷、送付まで

マイナンバーって結局なんの役に立ってんの?と思ってしまうねんきんネットだった。不便。

若いころ納付していなかった年金を追納しようと思いつつ、
めんどくせえなと先延ばしにしていました。

だけどとうとう重い腰をあげて作業にとりかかったのです。そんな話。
結論、すっげえめんどくせえ。がんばろう。


まず基本的なこと。
追納とは払っていない年金を後払いすることです。
詳しくは→国民年金保険料の追納制度

年金追納の手順


ねんきんネットログイン
年金記録を確認し追納する期間を把握
届書の作成
印刷、追記
送付
 1.自分の家の近くの年金事務所を調べる
 2.封筒に記入し必要書類をいれる
 3.発送方法を選んで送る
送られてきた納付書で支払い

※PCで作業推奨
※追納申請を送ってから納付書が送られてくるまで、私の場合1週間かかりました。余裕をもって始めたほうがいいかと思います。

①ねんきんネットログイン

日本年金機構のTOPページに、
【ねんきんネット】のリンクがある。
そこから【ログイン】【新規利用登録】に移る。

ここは書いているとおりにすればいいだけなので割愛。

ただひとつ言えるのは、新規利用登録は時間がかかる。
条件がそろわなければ後日郵送される書類を確認の上となるので、めんどうですが、思い立ったときに済ませましょう。

②年金記録を確認し追納する期間を把握

ねんきんネットにログインして自分専用のページに飛んだら【年金記録を確認する】をクリック。
見つけられなかったら検索Ctrl+F(PC)

【国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する】をクリック。

【納付・後払い(追納)可能な月の一覧】で自分が追納できる月を確認。
過去10年以内の追納できる期間が表示されている


そのページの一部を抜粋↓

ねんきんネット。年金を追納できる月を確認する。


※もしアイコン表示がなく空白だった場合、
国民年金に未加入、厚生年金に加入期間などが考えられ、未加入の場合は納できない。

追納する期間を画面スクショ、印刷などで必ずメモしておく。
このあと使います。

③届書の作成

ねんきんトップページに戻る(ブラウザの戻るをするとエラーになるので必ず【トップページへ戻る】リンクを押して移動)

【届書の作成】をクリック
その他の便利機能を利用するの欄にあります。みつからなければ検索。

【国民年金保険料追納申込書】の欄を確認し、【作成する】アイコンをクリック

本人の申請でなければ委任状が必要になります。
本人と想定して話を進めますね。

このページで追納に必要な情報を記録していきます。
被保険者情報の入力(電話番号など)や、氏名や住所変更もここでします。


つまずくと予想されるのが、
【②追納情報の入力】です。

画像にあるように、期間はいつからいつまでなのか、分割区分をどうするか自分で選択します。
メモした追納する期間を見て入力。

この画像の例だと、平成26年7月から平成27年6月まで支払いますという意味で、
その期間のぶんを1カ月払いや6カ月払いなど自分で選択します。

年金追納の書類作成でつまずくだろうところ。追納情報の入力。



もし期間と期間に間がある場合は【申し込み2】に追記。

例えば、上記の例(平成26年7月から平成27年6月)に加えて平成29年5月から平成29年7月ぶんもあったとします。
【申し込み1】→記載内容そのまま。
【申し込み2】→平成29年5月から平成29年7月と期間設定、分割区分設定

古い順に入力しなければならないのでこの順番。


最後に投げやりな提案ですが、
しっかりと正確に把握したいのであれば直接最寄りの年金事務所に行くか、電話をかけたほうがいい。

④印刷、追記

記入ができたら一番下にある【登録内容を確認する】クリック

内容に間違いがなければ、一番下にある【印刷用ファイルPDFをダウンロードする】クリック
ダウンロードしたPDFを印刷したあと、

注意書きにあったように、
用紙に氏名欄を必ず記入します。

⑤送付


1.自分の家の近くの年金事務所を調べる
2.封筒に記入し必要書類をいれる
3.発送方法を選んで送る

1.自分の家の近くの年金事務所を調べる。

最寄りの年金事務所で調べたり、
年金関係の青い通知書に記載内容を確認)

2.封筒に記入し必要書類をいれる


封筒の表面に、
最寄りの年金事務所名と郵便番号を記載。

裏面に、
自分の住所記載。(万が一のことを考えて一応

——-

添付するのは、
・国民年金保険料追納申込書
・本人確認書類
・(ある人は)氏名変更届や住所変更届


※本人確認書類ですが、
・マイナンバーカードを使って申請するのなら、
マイナンバーカードの表と裏をコピーして添付

・基礎年金番号で申請するのなら、
年金手帳の基礎年金番号記載部分をコピーして添付

ほかにもこんな方法があるらしい。
以下、抜粋。


マイナンバー(個人番号)により申請を行う際の添付書類

申請者本人が窓口で申請書を提出する場合は、マイナンバーカード(個人番号カード)を提示してください。
お持ちでない場合は、以下の1および2を提示してください。
なお、郵送で申請書を提出する場合は、マイナンバーカードの表・裏両面または1および2のコピーを添付してください。

  1. マイナンバーが確認できる書類:通知カード(氏名、住所等が住民票の記載と一致する場合に限る)、個人番号の表示がある住民票の写し
  2. 身元(実存)確認書類:運転免許証、パスポート、在留カードなど

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150331.html




分かりにく!

個人的意見としてマイナンバーカードの写しを郵送するのは憚られたので、

電話で聞いてみたら、

国民年金保険料追納申込書の【A被保険者】の欄にある①を基礎年金番号にして申請すれば、
年金手帳の基礎年金番号記載部分をコピーして添付だけでいいそう。
私はこの方法をとりました。

3.発送方法を選んで送る


普通郵便か、簡易書留か。


・普通郵便、定形郵便物として封筒で送る。
現在、25グラム以内なら84円
ちゃんと確認しよう。郵便局のサイズと料金表



・簡易書留、定形郵便物として封筒で送る。
現在、25グラム以内なら84円(基本料金)+320円
ちゃんと確認しよう。簡易書留料金

簡易書留にするメリットは、引き受けから配達までの記録をとってくれることです。万が一のことを考えると不安な人はこっちかな。

ちなみに切手は郵便局でもコンビニでも買えます。
「●●円分の切手ください」で大丈夫。

⑥送られてきた納付書で支払い

書類に不備がなければ納付書が送られてきます。
私の場合、書類を送ってから1週間で納付書が届きました。

それをさっさと支払って重荷を取っ払いましょう。
納付可能場所は記載されています。
(コンビニ、全国の銀行、信用金庫など)


古い月分から順に、そして使用期限の間に支払う。



ちなみに、スマホでも支払えるとのこと。
ビックリ!以下、抜粋。


対象の決済アプリは以下のとおりです。(五十音順)

  • auPAY
  • d払い
  • PayB(PayBと提携している各金融機関が提供する決済アプリを含む。)
  • PayPay

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/smartphone.html



バーコードが印字されていない納付書ではできないそうですが、
家でさくっと支払えるのは便利ですね。



PayPayで試してみました。

まずPayPayを起動したあと→支払う→スキャン支払い→バーコード読み取り→決済画面に変わるので支払い

という流れになります。
支払いはPayPay残高での支払いのみで、後払いはできないようです。
また、領収書は発行されないのでちょっと不安ですね。


なので私は便利より安心をとることにして、コンビニで支払いました。



これで終了!
お疲れさま!!!

ねんきんネットで思ったこと

せっかく一個人としてログインしてマイページを作っているので、追納もそこで支払いできたらよかったのになあ。マイナンバー紐づいてるんだし活用できないものなのか……?

自分で記入していくのではなく追納できる対象期間を自動で換算して、あとはどう払うか選択するだけになったら未納者も納付しやすいのでは……いちいち面倒が多すぎるな、と思った。


あと、表にしたほうが分かりやすい。でもそう思いつつ今回、私はしなかった。何故なら面倒だったからだ。まあ、きっとそういうことなんだろう。


ちなみにマイナンバーを収録した場合、原則、ある程度の手続きを省略できるらしい。
日本年金機構:マイナンバーが未収録の場合、どのようなことが生じるのでしょうか。
恩恵ちっちゃ!

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