
ハンドルをくるくる回すだけ編めるって革命ですよ。
目次
編み機について

糸と編み針をつかってニット帽子やマフラーを作る、なんて憧れはありませんでしたか?
私は憧れて道具を買ったはいいものの、編み図につまずいて最終的に挫折しました。
それから何年も経って、
見つけたのは編み機という道具。
輪編みができるタイプは、
ハンドルをくるくる回せば糸をさまざまな形に編み上げることができます。えらいもんで。
編み機はいろんな種類やサイズがでていますが、
この記事では22針編み機と48針の輪編みと平編みができるものについて説明します。
基本的な話として、
- 22針や48針というのは、
その編み機についている針の数です。
この数が多ければ多いほど大きいものが編めます。 - リリアン編みができる編み機はこちら
- 100均にある編み機はこちら
22針輪編み機
22針の編み機sentroという商品をもとに紹介。
私が初めて買った編み機です。
簡単にまとめるなら、
小さいサイズを作りたい人はこちらの針数で充分です。
輪編み設定と平編み設定ができます。
輪編み→筒状の編み物ができる
平編み→筒状ではなく、平たい編み物ができる。
編み方を変えることでマフラーや帽子も作れますが、
これを使って私が作ったのは、
- 人形用の帽子
- シュシュ
- リボン
- お花
など(輪編み設定)。
詳細はこちら→22針の輪編み機で作れたもの
22針編み機はこういうもの

amazonはこちら
(アマゾンのほうが安い場合が多いです。検索ワードとしては「22針輪編み機」)
48針輪編み機

amazonはこちら
(アマゾンのほうが安い場合が多いです。検索ワードとしては「48針輪編み機」)
最低限抑えておきたい名称や使い方(共通)

画像は48針編み機のものですが、名称は同じです。
※カウンターは22針編み機にはついていません。カウンター昨日が欲しい場合は、ご購入前に商品情報をご確認ください。
※正式名称ではなく、海外説明書を翻訳したものになります。
- ハンドル
(くるくる回して編んでいくもの - T/Pスイッチ
(T→輪編み、P→平編み。といったように設定を切り替えて編みます) - 針
(糸を編んでいく針です。よく見ると番号がふってあります。1番針を基準に初めていきましょう) - 糸ガイド
(必ずここに糸をかけます。でないと編み目が外れます) - テンションバー
(編む密度を調整します。編み機から離れれば離れるほど緩く編めます) - カウンタ
(22針編み機などにはついていません。編んだ回数を測ってくれます) - 脚部分
(大きな編み機には、揺れないように吸盤がついているものもあります)
使い方はシンプルですが、正直慣れが必要。
22針と48針の輪編み機で使い方に違いはありません。
違いといえば、
針数が多くなればなるほど糸を使うということぐらいですね。
ポイントとしては、どちらも、
糸をかける工程をしっかり丁寧に確認することが大事です。
最初は練習がてら数段編むということを続けて、
慣れてきたら、
捨て糸や目印の糸を使い分けて編んでいけば、最終的にこの手間がとても役立ちますのでお勧めです。
記事はこちら
最低限抑えておきたい使い方(輪編み)
輪編みをする場合は
T設定
にしましょう。
以下、T設定にした状態であることを前提に話を進めます。
(T設定にすることでくるくるとハンドルを回し続けられる状態になっています)
(P設定にすると、途中で止まる仕組みになっています)
動画で詳しく説明しているので、ここでは簡単に紹介。
編み機本体をよく見たら針の前に数字がふってあります。
22針のsentro編み機では1番針は黒色ですね。
この1番針の前に毛糸をかけたら、
次は後ろ、
次は前に…というように糸を交互にかけていきます。
ハンドルを手前に回していくことで針が回っていくので、ゆっくり回しながら作業しましょう。
一周したら、下の画像のようになっているか確認。

糸が外れていたらハンドルを反対周りにして糸を編み機から外し、やり直し。
問題なければ2週目を編んでいきます。
ただし、直接黒い針に巻くのではなく、
糸ガイドに毛糸をはさんで、糸のテンションを固定したあとハンドルを回していけばいいだけです。
失敗しやすいのが、
糸ガイドにしっかり糸がかかっていなくて、針に糸がかからず、編み目が外れてしまうことです。
つまりちゃんと編めていない状況になっています。
慣れるまではゆっくり、チャレンジしていくことが大事ですね。
でも慣れてしまえばあっという間にできるのでとっても楽しいです。

好きな長さまでくるくる回して編み終わったら、
最後は、黒い針の1つまえまでまわしたあと
(黒い針に糸がかからず、手前の針が糸を編みこんだ状態)、
毛糸玉から糸を十分な余裕をもたせて切り離します。最初は15-20㎝ほどが安心
そして糸端にとじ針をとおし、
糸を編みこまないよう注意しながら、ハンドルを空回しします。
最後は編み機ではなく、とじ針を通した糸を使って自分で閉じていきます。
黒い針の編み目から最後の針まで糸を通してとじていきます。
この流れは動画を見たほうが分かりやすいので、一度見てもらったほうがいいかと思います。
動画での紹介は以下のとおり。
・オープニング 0:00 ・基本的な名称(正式名称じゃないと思う) 0:52 ・作っていきます 1:25 ・回すときのポイントと注意 2:36 ・終わり。糸の処理 3:54 ・5段ぐらい輪編みしたらできるもの、活用 6:01 ・作ってきた一部のご紹介 7:02 |
動画の流れとお願い 0:00 編み機の各名称 0:12 各場所の注意 0:17 ハンドル 0:20 T/Pスイッチ 0:35 針 0:43 糸ガイド 0:52 テンションバー 1:00 カウンタ 1:05 おまけ(脚部分 1:25 編み機に使う糸のはなし 1:37 編み機をまわしているときの姿勢 1:53 編み機の使い方 1:58 電動ドライバーとアタッチメントを使うとき 2:01 輪編み 2:13 ⑦編み目をとじていく 4:02 平編み 5:55 48針編み機で作れるもの 8:31 |
最低限抑えておきたい使い方(平編み)
ここからは平編みについての説明をします。
平編みをする場合は
P設定
にしましょう。
以下、P設定にした状態であることを前提に話を進めます。
(T設定にすることでくるくるとハンドルを回し続けられる状態になっています)
(P設定にすると、途中で止まる仕組みになっています)
編み機の針数が違えども、
平編みP設定にしてハンドルを回してみると、途中で止まります。
そこから反対側に回していくと、やはり途中で止まります。
ここからここまでの範囲で編みますよ、という合図なので無理矢理回さないようにしましょう。
途中で止まるのは輪にしないためです。
糸のかけかたは輪編みと同じです。
1班針を基準にして、橋の針まで糸をかけたあとは、糸ガイドにいとをかけ、ハンドルを反対回し、ハンドルが回ったらまた反対に…と続けていきます。
動画でも紹介しています。
48針編み機の動画「平編み 5:55」から詳しく説明しています。
(記事を少し戻ったところにあります)
最新版がこちらなのでほかの針数の輪編みでも参考になるかと思いますが、
22針の編み機を使った動画もあります。
昔の物ですが、よければ参考に。
追記)もし使えないときに一度チェックしてみてほしいところ
せっかく手に入れたのにうまく使えないと、とっても残念ですよね…
私はなにかを習得したいとき、1日に2時間それで遊び倒すようにしているんですが、これは慣れるまで戦いでした。
というのも、きっと初心者あるあるのミスを何度もしてしまっていたからです。
動画でいくつか紹介していますが、
最低限、本当に確認してほしいところをピックアップして紹介。
- 一番最初、編み機に糸をかけるとき交互にかけているか必ず確認
- 糸ガイドに、本当に、端から端まで糸がかかっているか確認

ニット帽子は自分で作るようになりました。
毎年どの毛糸で作ろうか悩む時間がとっても楽しい。
関連記事
編み機のハンドルを手で回すことにもしんどくなってきたら、
電動ドライバーアタッチメントという選択肢も…

新しい記事

