個人サロンを開業するにあたってしておきたい開業前の準備を載せています。
絶対にしておいたほうがいいと思うもの、早めにしたほうがいいと思うものには※をつけています。
※がついていない項目もそれぞれ説明していますので、
是非ご一読してみてください。
この記事で分かること
すべての記事は実体験に基づいて書いていますが、
数年前の情報も含みますので「こんなこともあるのね」という入門書感覚でお楽しみ下さい。
理想がぼんやりしていませんか?
お店は開きたいという気持ちよく分かります。 しかし今一度考えてほしいのがどんなお店を開きたいか、です。
そしてそのために自分がとれる手段はなにがあるのか。
例えば──
あなたはどういうふうにお店をまわしていきたいですか?
規模は?
癒やし重視?美容重視?
どんなレイアウト?
お店のコンセプトは?
初期費用はどれぐらい考えてる?
お店を借りれても月々の費用があります。払える?
どこの不動産を利用する?
どんな技術を身につけていますか?
資格は持っていますか?
集客方法は?
お店を知って貰うための手段は……?
どうでしょうか。
これだけの疑問は簡単に出てきます。他にもたくさん、掘り下げればもっと。
すぐに答えられるでしょうか。
明確な答えじゃなくとも自分の考えをまとめておかないと周りを納得させるのってとっても難しい。
お店を開くにあたってお金を借りることを考えているのなら尚更です。
問い詰められたら「分かってるよ!」と反射的に言ってしまいそうなこと、ちょっと考えてみませんか?
開業を考えていると喜びやワクワクと同時に不安も覚えることでしょう。
それは周りの人も同じなのです。特に両親、家族。
どんな質問にも答えられて明確な意思をちゃんと自分の言葉で答えられると、
周りも、なにより自分自身安心します。
※サロンでお勤め
約3か月のアロマ学校を卒業されてすぐにお店を開くというかたもいらっしゃるそうです。
──ありです。確かにありです。
でももし時間があるのならせめて半年ほどはサロンで働いてみたほうがいいのではと思います。
アルバイトという形でも雇用があります。短期という形でもお話次第で可能な場合もあります。是非ご検討ください。
なぜかというと、
こういってはなんですがお店で働くと確実にお給料を頂きながら
お店の流れ、お店のまわしかた、帳簿のつけかた、集客方法、接客方法、導線の確認、必要物品の管理方法、アイデアの活かしかたを学べるからです。
これはとても貴重な経験です。
それに同じセラピストとして仲間からアドバイスをもらったり、お店をよくするために話をすることは、
考えるクセをつけてくれますし技術向上に役立ちます。
私も個人サロンを開業して「こういうサービス、こういうレイアウト、こういうふうにお客様に」なんていう理想を現実に出来ましたが、
個人経営でしたから仲間として切磋琢磨できる相手はいませんでした。
お客様から大切な意見をもらいお店に役立てることはできますが、やはり、共に働く人がいる大切さは大きいもの。
是非一度お店をまわす方法をサロンで働きながら学んでみてはどうでしょう。
※沢山施術を受ける
色んな人の施術を受けるのはとても勉強になります。
私も真似しよう!という感動は勿論、これは気をつけよう……なんてドキリとする機会を得られました。
それぞれのセラピストさん特有の癖や技術、接客に発見があります。
目を閉じて眠りながら「私なら」「お店を開いたら」なんてイメージするのもいいかもしれません。
ですが施術を受け続けるとかかってしまうのがお金。
お金を節約しつつ施術を受け続けるために私が利用したのはこちら。
あなたも普段使っているポイントサイトやお得なサービスをうまく利用してみてください。
※HP作成
お店のHPを人に頼むのではなく自分で作る場合、必ず、思い立ったときから細々でもいいですので作っていきましょう。とても時間がかかります。
本当に、本当に大変です……!
私も自分で作りましたが、開業の準備でてんやわんやしている間に開業日になってしまって、お店のHPもギリギリ仕上げた……というなんともお粗末なスケジュールになったので心を込めて申し上げます。
HPは作り始めると懲りたくなってしまいます。とても多くの時間がかかります。
早め早めに作っておくが吉です。
ちなみにHPを作るに従ってお店のコンセプトもしっかりとしたものになっていきます。
「どんなお店にしよっかな~?」
と悩まれている人はHPでひとつひとつページを作りながらコンセプトを形作っていくのもいいかもしれません。
※コツコツとお店に必要な飾りを集める
お店を飾るインテリアのイメージがついているのならなにも開業目前に急に買い集めるのではなくコツコツお金に無理のない範囲で、お部屋に置けるものを買っていくのをオススメします。
なにせ開業にはお金がかかります。
その瞬間にいきなり大きくお金を使ってしまうよりも予めコツコツ揃えておくとお財布の打撃が小さく済みます。
私の場合、
物件にかかった初期費用は約24万円、
洗濯機、エアコン、冷蔵庫合わせて約10万円、
精油や間仕切りなど含めたインテリア、16万
合計50万円
かかりました。
物件の話は後述しますがいわゆるSOHO可能な物件でうまくお安い物件をゲット。結構、全体に気にお安く揃えられたと思っています。
自分がお金をかけたい場所にお金をかけられるように今からコツコツ必要なものを集めてみてはいかがですか?
ちなみにタオルウォーマーは早めに用意しとくと家でも幸せに使えるのでオススメですよ!
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(2019/12/23現在ハピタス経由で楽天買い物をすると2重ポイントゲットできますがamazonではできません)
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①ハピタス
※対象店舗が過ぎていることもありますので予めご了承ください。
→Amazon
→楽天市場
※貯金
貯金って本当に大変。
あなたはどうでしょう?私は貯金がとても苦手で貯まりません。
タオルをお試しで買いたくなりますし、お客様に楽しんで頂けるような飾りもほしいですし、施術の勉強に行きたいですし――お金の使い道は簡単にポンポン浮かんでしまします。
ですが、ぐっっと堪えて貯金。ほんっっとうに大切です。
開業するにあたって必要金額を算出して貯めてみるのをオススメします。
ちなみに足りない分は金融機関にお借りするという手もあります。
*事業のためのローンは組めないというものが多いです。ご注意。
お金を借りるのは自分を奮い立たせる手段にもなりますが、やはり元手はあったほうがいいですね。
どれだけの金額を目安にするかは人に寄ります。
私のように開業にあたって必要な金額が50万円だった場合、ここにプラス数ヶ月(半年はあったほうが安全)無収入でもやっていけるように家賃分、そして生活費、固定費を足していきます。
考えてみてください。
お店を運営するに当たって月に出て行くお金はいくらですか?
私の場合、
すべて足して月に確実に出て行くお金が9万円でした。
9万円。
アルバイトでもフルタイムで働いていたら普通に払えるお金です。
ですが、個人サロン一本にしてしまったとき9万円の支出はとても大きい。
「お客様がいらっしゃったらいい」
「そしてお店をまわしていく」
「いつかお客様が来るでしょう」
「大丈夫」
ケセラセラ?
駄目!それは、駄目!
個人サロンを開くということは自分が社長になるんです。
お気楽な気持ちはバランスとして持つべきですが、
同時にシビアな目を持つ必要性、大です。
……偉そうなことを言っていますね。
ですがこれ、実際私が体験したことです(笑)つまりひどい目にあった大先輩の私の言葉です。
なんと愚かにも私は「大丈夫だろう」というなんの根拠もない絶対的な自信でチラシさえ配りませんでした。隠れ家的なお店を開きたかったので、思えば友人知人にしかお知らせしていません。
ネットだけの宣伝です。
勿論、ほっとんどお客様は友人と友人の知人のみです。
いや、本当に有り難いことです。
そして隠れ家的なお店は成功しました。誰も見つけられなかったんです(笑)
あっちゃあですね!
お客様にお店に来て貰うためには、お店の存在を知って貰わなきゃならないんです。
そのための努力をしなければならないんです。
そんな当たり前のことが出来ていなかった私は、月無収入のときもありました。
在宅ワークでつないできましたが、月に9万円確実に減っていく恐怖って、凄いです。
月末の恐怖はいつでもすぐに思い起こせます(笑)
アロマセラピストはお客様のお疲れを和らげる場所。
まずはアロマセラピストが心を穏やかに、お金のことを考えず、月末の恐怖を感じつ、幸せに働きたいものです。
安心のための貯金、必須。
さあ折角ちょっと心臓に悪いお話をしましたから、
ちょっと面倒臭く思いつつも大切なお話をしましょう。ずばり捕らぬ狸の皮算用。
※捕らぬ狸の皮算用、事業計画
さきほどの貯金の話は人によっては耳に痛い話だったかと思います。
捕らぬ狸の皮算用。
ざっと説明しますとまだ確かなものじゃないのに儲けを計算することですね。
お店に何人お客様がいらっしゃって――単価が――だから1日3名の来店の場合売り上げが――月にすると――わあ!月40万円も稼げるの!?
早く独立しなきゃっ!!というものです。
(*^^*)
いらっしゃいませ。
そう甘くない現実への扉が開きました。
ある程度の見込みの計算はお店の運営や仕入れに使えるので大切です。
でも、ハッピーな情報だけに意識を向けがちになってしまいますが、あくまでたらればのお話。
事業計画書は、思い描いているお店をちゃんと数字や言葉にして明確にするもの。
小難しくいいますと、ビジネスプランを人に伝え、自分の理念を明確にして、ビジネスプランを成すために実行する具体的な行動や数字を出すものです。
銀行などでお金を借りる人は事業計画書は必須。